こんにちは!
楽天テクノロジーカンファレンス2012、無事終えることができました!ご来場くださった皆さま、ありがとうございます!
天候にも恵まれ、全て英語のセッションにも関わらず、参加者数800人以上と去年の倍くらい、しかも過去最高のお客さまに参加していただきました。
当日参加できなかった方は、twitterで情報をつぶやいていたので、よければチェックしてください。
- 楽天開発部;@rakuten_tech
- ハッシュタグ:#rakutentech
また近日、配信OKが出たセッションについては、Ustreamで配信する予定です。「Rakuten Technology」で検索できます。
それでは、カンファレンス実行委員として裏方での当日の動き、振り返りを中心にレポートします。
■13Fカフェテリア運営担当の1日
私は13Fカフェテリアの担当だったので、主に13Fでのセッションとビアバッシュの様子をお届けします。
セッション前
午前8時過ぎ。4Fでの全体説明前の様子。意外と皆、リラックスしています。
設営が一通り整った後の様子。嵐の前の静けさ。
13Fセッション
[G-0] 平鍋 健児さんのセッション
平鍋さんのセッション開始前の様子。一発めだったので、途中から入るお客さんも多かったです。
日本人が多かったので英語もゆっくりと話していたり、設営でイマイチだった電源コードを巧みにかわしながら器用にプレゼンしている様子を見て、相当プレゼン慣れしている方だと感じました。
楽天テクノロジーカンファレンスの前に開催された、永和システムマネジメントさんのイベント『Jeff Pattonと平鍋健児が語る、価値創出のプロセス「ユーザーストーリーマッピング」』で初めてお会いしたのですが、著名な方だけど気さくなお兄さんという印象です。(電源コードは、この後直しました。)
[G-1] Jeff Pattonさんのセッション
Jeff Pattonさんのセッションの様子。超満員で立ち見が出ていました。アジャイルに関心がある方に加えて、海外の開発事情を聴きたいという方も多かったのでしょうか。
Jeffさんも、プレゼンのセッティングなど、かなり手慣れた感じでチェックしていました。
「プレゼンしていると時間が経ってしまって、Q&Aの時間がなくなっちゃうんだよね、ははは」「すごい人数だね、この待っている観客は自分のセッションの待ちかな、それとも休憩中?」といった感じで、気さくにお話してくれるおじさまです。
[G-2] 瀬谷 ルミ子さんのセッション
瀬谷 ルミ子さんのセッションの様子。武装解除という危険な仕事をしているので強そうなイメージでしたが、実際にお会いしたら、小柄で女性らしい印象の方でした。
前半は、著書『職業は武装解除』に沿った、ご自身の活動内容でしたが、後半は、武装解除の業界ではITのプロが不足していることや、戦闘員のデータベースをこんな感じで作っていますといったテクノロジーカンファレンスに合った内容を話していました。
瀬谷さんとは、別途お話する機会があったので、後ほど詳しくレポートします。
[G-3] Masa Nakamuraさんのセッション
Masa Nakamuraさんのセッションの様子。13Fのセッションの中で、一番笑いが起きていました。アメリカンジョークのため、主に海外の方にうけていました。
Nakamuuraさんは、Agile2012でお会いしていたので、2ヶ月ぶりの再会でした。この方も気さくな方です。アジャイルをやっている方は、気さくという共通点がありますね。
司会者
13Fの司会者、Moricky & Sachiさん。セッションを盛り上げました。前日には、台本の読み合わせをきっちりしていました。
ビアバッシュ
ビアバッシュのテックトーク結果発表の確認。
料理を窓側に並べました。夜景も楽しんでいただけるように、この後、シャッターはオープンにしました。
新卒のサポートチームがビールを並べている様子。設営がスピーディに終わり、並べ方のディテールにもこだわりました。
こちらは、入り口付近に置いたドリンク。Rの文字を作りました。この辺のさらっとした遊び心が良いところです。
ケータリング料理を温める様子。ホッカイロのようなものに水をかけると熱い蒸気が出ます。
蒸気を吹き出したホッカイロのようなもの。
ビアバッシュ開始後の様子。早速たくさんのお客さまが集まっています。
ビアバッシュ中、プレゼンの様子。会場の奥まで人が入っています。
カンファレンス後
3F事務局ルームの様子。やりきって笑顔です。
3F来客用ミーティングルームエントランスにて。去年も同じ場所で集合写真を撮りました。
打ち上げの様子。このテーブルには、いかついお兄さんが多かったです。
■瀬谷 ルミ子さんとお会いして
13Fでビアバッシュ待ちをしながら、先輩の高橋さんと瀬谷さんが話している中に入ることができました。かわぐちさんも参戦し、短い時間でしたが濃い話をすることができました。そこで話した内容をご紹介します。
楽天のヘビーユーザーであることが判明
瀬谷さん:好きなことは深掘りするんです。SOY(Shop Of the Year:一年に一度ベストショップを決めるイベント)もチェックしていますよ。
高橋さん:SOYという単語が、社外の人から出たことは驚きです。
マネジメントと教育について
瀬谷さん:武装解除の組織をどうやってマネジメントしていくかは、手探り中です。アジャイルの手法の中に学ぶことはあります。
かわぐちさん:楽天でも、アジャイルの普及を進めているところです。まだ、アジャイル的なマネジメントで引っ張ってやっていける人が少ないです。
瀬谷さん:イギリスの教育機関では、産学連携で、実社会で実践できる教育を取り入れるようにしている友人がいますが、まだ日本の大学では、そういったことをやっている成功事例は少ないですよね。
かわぐちさん:前例がつくれるといいですね。私は社内で作った開発部の教育コンテンツを売れるようにしたいんです。教育の部署でリターンが出せるようなモデルをつくれば、教育が普及していくと思います。
ゲーム好きであることが判明
私:DDDって……(武装解除の原語である、DDRを間違えて言ってしまった)
高橋さん:DDRでしょ。
瀬谷さん:DDRと言えば、ダンスダンスレボリューション、面白いですよね。ゲームは結構好きなんです。楽天ではゲームはやらないんですか?
高橋さん:昔はゲームをやっていたこともありますが、今はやっていません。今はゲームっぽいサービスだと、ラッキーくじがあります。
かわぐちさん:ポイントやランクなど、ゲーミフィケーションの要素は、今後も取り込まれていくと思います。
リスクマネジメントについて
私:危険な目に遭ったことはないんですか?(オーソドックスな質問ですみません…。)
瀬谷さん:「私は運が良いから危険に遭わないんです」という人がいますが、私はそういった楽観は持っていないんです。どんな危険があるかをよく調べて、それを極力減らして、どうやったら目的を達成できるかを考えてきました。
瀬谷さんの活動は、JCCP(日本紛争予防センター)のHPで見ることができます。
■楽天テクノロジーカンファレンス2012 運営KPT(Keep, Problem, Try)
実行委員としての振り返りです。カンファレンス終了後や飲み会で話した内容を中心にまとめました。
Keep
- 過去最高の集客。
- コンテンツ自体が良かった。
(単独でも人が呼べるような人気の高いスピーカーが多く集まった。) - All英語セッションだったが、人が集まった。
音響業者のCNSさんも驚きの集客。
→英語化への興味・関心の高まりの現れ。
英語を勉強中の人も多かったのでは?
- コンテンツ自体が良かった。
- 実行委員のノウハウがたまって、運営がスムーズになってきた。
- 去年のUstreamは、機材が貧弱だったため、つなぎ合わせでスピーカーと資料の撮影を切り替えていたが、今年は機材がパワーアップ、備え付けのソフトで簡単に切り替えができるようになった。
- 設営では、13F:机は動かさない、5F:一部屋は物置にする、といったことが功を奏し、時間を短縮できた。
Problem
- 今年もなんだかんだで、動き出すのが8月末くらいからとぎりぎりになった。
- 平鍋さんのセッションが、3〜4日前に確定した。
- Terje Marthinussenさんのセッションが、前日にキャンセルになった。
Try
- 来年は、早いうちに企画を開始する。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
来年の楽天テクノロジーカンファレンス2013も、今回の反省点を生かし、よりよいものにしていきます。お楽しみに!
公認レポーター 松田 敦義