こんにちは。
Agile2012は、朝食や昼食、夜のパーティーで参加者同士の交流ができます。
「ここ座っていい?」
「どうぞ」
「ありがとう。僕の名前は、DAIです」
のように話すことで、片言の英語でもいろいろな情報交換ができるものです。
今回は、そんな一期一会で出会った人たちのことを書きたいと思います。
■ウォルト・ディズニーで働いているエンジニア
フロリダで働いているという男性とは、Agile2010の話で盛り上がりました。「フロリダも暑いけどテキサスも暑い」らしく、お互い汗だくでタバコ場で話しました。
彼の会社でもアジャイル開発はスタンダードになっており、90%近くのプロジェクトがアジャイル開発になっているようです。ただ残りの10%は、まだ従来のやり方に特化しており、レガシーなシステムもあることから、なかなか改善が進まないとおっしゃっていました。
■Agile Allianceのケリーさん
初日のパーティーで出会うことができました。ワイングラスを掲げながらベランダでたたずんでいる姿を見ると「ザッツアメリカ」と思わざるを得ません。彼女はAgile Allianceのメンバーであり、今回のカンファレンスでも事務局のような仕事をしているようです。
日本人だと伝えると、彼女はアライアンスメンバーとしての悩みを話してくれました。
Agile Allianceが開催するAgile2012は、毎年アメリカ国内のさまざまな州で開催されます。いろいろな国のアジャイラーから「うちの国でもやってくれ!」と言われるのですが、すべての国で開催するのは難しい。さらに去年は、Agile Indiaというイベントがインドで開催されたのですが、文化の違いや集まるコンテンツの偏りなど、さまざまな問題を目にしたそうです。
世界を相手にしてアライアンスを運営する上で、どうすればAgile Conferenceの良さを伝え、人を集めることできるか?
彼女の大きな悩みは、コミュニティ運営の難しさを物語っているようでした。
■セッションスピーカーのMary Gormanさん
夜のパーティーで席が隣だったので、セッションの感想を伝えることができました。彼女が書いた本は、こちらの時間で日曜日に出たばかりで、まだ Amazonでは買えないそうです。
彼女は、日本に仕事で来たことがあり「忙しくて富士山は見ることができなかったけれど、夫と子供は会津若松でサムライショーを見ることができた」と喜んでいました。アメージングだったそうです。
■アジャイルサムライのジョナサン
朝食で一緒に話しました。彼は、社内でトレーニングを開催してくれたので「その後どう?」という会話からスタート。コンテキストを知ってもらえていると話しやすいですね。相変わらず、IPhoneアプリを作っているそうです。
Agile Conferenceは、初心者でも楽しむことができるイベントです。確かに英語で話したり聞いたりするのは大変ですが「アジャイル」という共通認識があると話が弾むものだなぁと毎回思います。
Agile2012現地レポーター隊「アジャイルクローバーZ」 藤原 大