Agile Japan 2013 クリエイティブセッション D-2
- セッション:ビジョン提案型デザイン 〜初心者のための90分ワークショップ〜
- スピーカー:山崎 和彦さん(スマイルエクスペリエンス・デザインラボ)
■デザインは経営に役に立つ
受講前、プログラムを見たときにタイトル「ビジョン提案型デザイン」にグッときました。私自身、提案に「失敗している」と感じることが多くあるからです。最近も2件、それぞれ別なところで別な提案をし「斎藤さんの言うことはよくわからない」「目的が何なのかはっきりしない」と言われました。
「ビジョン提案」は、そんな私にまさにぴったり!期待を胸に参加しました。
セッションは講師の自己紹介、そして「エクスペリエンス・ビジョン」とは何を狙っているのかの説明から始まりました。その中で私の心に響いたのは「デザインは経営に役に立つ」というお話でした。
一つ残念だったのは、セッションのテーマである「エクスペリエンス・ビジョン」は、昨年7月に出版された本(『エクスペリエンス・ビジョン: ユーザーを見つめてうれしい体験を企画するビジョン提案型デザイン手法』)により詳しい内容が説明されているとのこと。それならば、各テーブルに本を置いて好きなように見れるとよかったのに、と感じました。
■時間いっぱいのワークショップ
講義の後はワークショップです。私たちのチームは「会議室」をテーマに検討しました。
講師からチーム内の4つの役割が示されました。
- ボランティア:テーマを出す人
- リーダー
- プレゼンテーター:発表者
- フレーム描く:書記
役割を素早く決めてから、付箋紙を片手にアイデアをまとめていきました。
下記の9つのカテゴリに分けてフレームを描き、アイデアを書いた付箋紙を貼っていきます。
- プロジェクトの目標
- ユーザーの本質的欲求
- ビジネスの提供方針
- ユーザー設定
- バリューシナリオ
- アクティビティシナリオ
- インタラクションシナリオ
- ビジネス設定
- 企画提案書
講師がチームに加わって進めていく場面もありました。
私たちのチームは当初、思い思いに「会議室」について話していましたが、あっという間に発表時間が迫ってきてしまいました。講師の「あとxx分」の声にお尻を叩かれながら、なんとか9つのカテゴリに付箋紙を貼ることができました。
■白熱したプレゼンタイム
どのチームも白熱したプレゼンが続きました。
いよいよ私たちのチーム。プレゼンテーターが頑張ってまとめたおかげで、なんとかプレゼン成功!
あまりに白熱したせいか時間が押してしまい、次のセッションへの移動が大慌てでした。
無我夢中でワークショップを行ったために「ビジョン提案とは何か」をその場でつかみきれなかったのは残念です。今回いただいたテンプレートを元に、実際に自分の抱えている提案事項を当てはめて、次の提案にチャレンジしたいと思います!
公認レポーター 斎藤 雅敏
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EM Zeroのナカノヒト (@em_staff) · 2013年6月5日 at 10:01
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