Agile Japan 2013 クリエイティブセッション D-1
- セッション:デザイン思考を始めよう 〜初心者のための90分ワークショップ〜
- スピーカー:柏野 尊徳さん(慶應義塾大学SFCデザイン思考研究会)
■なにっ!次は……だとっ!?
約50人ほどが参加して行われた本セッション。90分間に9つの「やる事」があり、うち一つは「実物を作ろう」って……工作!?
分刻みにステップが進むので、ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』の主人公か!と思うくらいに駆け足で目が回るワークショップでした。
ワークショップは、二人一組となって以下のステップで進みました。
- 共感:プレゼントについて、互いに「インタビュー」し、相手の思いを共感する
- 問題定義:インタビュー結果を自己の経験も交えて「問題」に落とし込む
- 創造:相手の欲求を満たす驚くべきアイデアを「イラスト」で表現し、相手に提案、意見を求める
- プロトタイプ:「手で触れる実物(プロトタイプ)」を作る
- テスト:「プロトタイプ」を元にいろいろ確かめる
とりわけ印象的だったのは、工作、つまりプロトタイプ作成です。
自分の考えたアイデアを用意された材料で実体化し、相手にプレゼンテーションする。文字で書くと簡単なようですが、実際にやろうとすると……難しい!
私のパートナーのゆたかさんは、ショートケーキを提案してくれました。
円卓の合コンを提案していた方もいて、合コンメンバーのプロトタイプ作成に苦労していました。
そんな中で感じた三つの大切なこと。
- インタビューは、共感をもって「あるがまま」に受取る
- 自己体験を元にパートナーの「体験しているが気付いていないこと」を見つける
- イラストや実物で説明することで、文章とは異なる「視点」の説明ができる
■デザイン思考とアジャイル
講師の柏野さんは
自分の特性を見つけること、
チームとしてどこで貢献できるか考えることも
このワークショップの意図である
と言います。
私には「自分の足りない部分をどのように補うか」に通じると受け止めました。
既存の定義から少し離れ、違う角度から見つめて「観えてくるもの」こそがデザインではないでしょうか。
fail fast,learn a lot
(素早く失敗し、多くを学ぶ)
素早く行うこと、繰り返すこと、見えていない価値に気付くこと。それはまさにアジャイルではないか、そう感じた実り多いセッションでした。
- 参考「デザイン思考 5つのステップ」
公認レポーター 斎藤 雅敏
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3 Comments
EM Zeroのナカノヒト (@em_staff) · 2013年5月27日 at 21:52
【AgileJapan2013】柏野さんによるデザイン思考WSのレポートです ―90分 de デザイン思考:Agile Japan 2013 レポート(5) http://t.co/8tQmWwoBUG #agilejapan
@kashinotakanori · 2013年5月29日 at 00:57
RT @em_staff: 【AgileJapan2013】柏野さんによるデザイン思考WSのレポートです ―90分 de デザイン思考:Agile Japan 2013 レポート(5) http://t.co/8tQmWwoBUG #agilejapan
@jun002439 · 2013年5月29日 at 20:35
先日参加したイベントの様子。初めてのペーパープロトタイピング。上手く出来なかったけど、楽しくやれた。▷▷ 90分 de デザイン思考:Agile Japan 2013 レポート(5) http://t.co/fyedz0rakw
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