Agile Japan 2013 クリエイティブセッション D-1
- セッション:デザイン思考を始めよう 〜初心者のための90分ワークショップ〜
- スピーカー:柏野 尊徳さん(慶應義塾大学SFCデザイン思考研究会)
デザイン思考って聞いたことはあるけれど、何の予備知識もなく参加しました。
■インタビュー
最初は二人一組になって、お互いにインタビューをします。
パートナーは「よしお(仮名)」さん。まず最近自分が贈ったプレゼントについて、パートナーから聞き出します。が、この時点ではなんのためにインタビューするのかは特に告げられず、ちょっととまどいながらのスタートとなりました。
■リフレーミング、問題設定
ここでは、パートナーのやりたいこと、つまりニーズを、さらなるインタビューを通じて深掘りしていきます。
■解決策
パートナーのニーズを満たす「驚くべきアイデア」を5つの絵にします。
ここ、「驚くべきアイデア」とか言われると、どうしてもドラえもん系になってしまいます。アイデア貧困すぎるよオレ!!
よしおさんは、なかなかイケてるアイデアを出していました。会社の福利厚生として、出張先でのお土産やレジャーを斡旋するという思わず出張に行きたくなる画期的アイデア!
■プロトタイプ
解決策のプロトタイプを作ります。
ダメだこりゃ。よしおさんに大爆笑されたプロトタイプコピーロボット(出典:パ●マン)。
この小さいのが、もっと家族と過ごす時間が欲しいよしおさんに代わって、会社に行ってくれます。もちろんサイズはこのまま。「あれ?よしおさん、今日なんか小さくない?」とか同僚から突っ込まれること請け合いです(違。
■結局なんだったのか
デザイン思考は、五つのフェーズのうち自分の得意なことを知り、チームとしてイノベーションを起こす方法とのことでした。AED(自動体外式除細動器)はデザイン思考で生み出されたそうです。
■質問
テーマ設定の仕方について質問が出ました。
考え方としては、自分たちの本業、本質は何かを考えること。
例えば、「自分たちは馬車を作る会社」だと考えていると、イノベーションが起きて自動車が普及するともう先はないわけです。が、「自分たちは交通手段を提供する会社」だと考えるとどうでしょう?
ここが実はこのセッションの真髄だった気がします。
普段、自分たちはユーザーに共感して仕事しているか?「オレ、別にこんなの要らないんだけど」と思いながら開発していないか?上司に言われたからやっているだけ。そんなふうに仕事をしていないでしょうか。
果たしてそれで良い商品はつくれるの?それで事業が存続するの?などなど考えさせられたセッションでした。
公認レポーター 松永 広明
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EM Zeroのナカノヒト (@em_staff) · 2013年5月26日 at 10:15
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