セッション:[C-1] Rakuten’s Global Experience Program – Rakuten Samurais go abroad –

スピーカー:Hajime Masuda, Hiroko Nozawa, Daisuke Kusaka and Hideaki Konishi

楽天テクノロジーカンファレンスC-1枠のセッション「Rakuten’s Global Experience Program – Rakuten Samurais go abroad –」は、楽天の教育プログラム「Global Experience Program」に参加したメンバーが、海外へ渡り、そこでの仕事や生活を通して得た体験と、プログラムを終えた後の楽天での活動についての発表でした。

■楽天の教育プログラム「Global Experience Program」とは

まず、Global Experience Program(GEP)について簡単に触れておきます。

GEPとは「グローバルに活躍できる人材を育てるための楽天の教育プログラム」です。このプログラムでは、2〜6人のメンバーが海外へ渡り、2〜3ヶ月の間、現地のオフィスで現地のメンバーと共に働き、アジャイルなプロセスやプロジェクトマネージメント、プロダクトマネージメントを学びます。

アジャイル化や英語化を進める楽天の動きを象徴したような取り組みと言えそうです。

 

■郷に入っては郷に従え

このセッションで発表した方々に共通していることは、GEPというプログラムを楽しんでいたということです。彼・彼女らが現地の文化に順応し、ワークスタイルやライフスタイルを確立できたからだと感じました。

 

■スクラムに入ってはスクラムに従え

GEPに参加した方々は、アジャイルなプロセスとしてスクラムを学んだそうです。私もスクラムによるチーム開発を1年半ほど実践していますが、スクラム導入における最大の障壁は「マインドセットを変えること」だと思っています。

アジャイルなマインドセット ―「早く、こまめに失敗する」や「許可を求めるな、謝罪せよ」など、改善するために試行錯誤を続ける姿勢は、計画通りに状況が進むことを求められる計画駆動なプロセスでは受け入れられ難いものです。
だからこそ「早く、こまめに失敗する」や「許可を求めるな、謝罪せよ」が、既に文化として根付いている組織で働くことは、マインドイノベーションを起こすために最適な環境だろうと感じました。

 

■英語に入っては英語に従え

既に文化として根付いている場所がその学びに効果的であることは、英語についても同じように言えそうです。

非英語ネイティブが主な日本国内では、コンテキスト(状況)と併せて理解することができません。

例えば「Don’t mention it.」を直訳すると「言及しないでくれ」となり、使う場面が想像できず、腹落ちしないと思います。ですが、実際に「Don’t mention it.」が使われる状況に遭遇すると、これが「どういたしまして」や「気にしないで」など、お礼に対するフランクな返答だと理解できます。

 

■GEPは楽天的Bootcamp

このように、コンテキストを含めてアジャイルや英語を学ぶことができるGEP(Global Experience Program)は、アジャイル化や英語化を推進する楽天楽天的Bootcampと言えそうです。

余談ですが、私がこのセッションを聴講しようと思ったキッカケは、セッションタイトルの「Global Experience」を「Gold Experience」に空見したからなのです。勘違いはあったものの、発表者した方々の話から、人間賛歌の片鱗を感じることができました。あながち勘違いとも言えませんね。

(編集注:「Gold Experience」は、荒木 飛呂彦氏の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するスタンド能力(特殊能力)の名前です。『ジョジョの奇妙な冒険』のテーマは「人間賛歌」です。)


公認レポーター 今江 雅俊

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