• 著者:ウィリアム・ゴールディング
  • 訳者:平井 正穂
  • 編集:綜合社
  • 発行:集英社
  • 価格:686円 + 税
  • お薦め度:★★☆☆☆

概要

小説として読むには、ご都合主義が鼻につく。寓話として読むには、冗長さに頭が痛い。

どちらにせよ題名の「蠅の王」は、物語の中の「得体の知れない何か」であってこの本の主題を表しているとは思えない。

目次

  • 第1章 ほら貝の音
  • 第2章 山頂の烽火(のろし)
  • 第3章 浜辺の小屋
  • 第4章 彩られた顔と長い髪
  • 第5章 獣、海よりきたる
  • 第6章 獣、空よりきたる
  • 第7章 影と高い樹木
  • 第8章 暗黒への贈り物
  • 第9章 ある死への展望
  • 第10章 ほら貝と眼鏡
  • 第11章 城岩
  • 第12章 追跡者の叫び

お薦め度

★★☆☆☆

出版された1954年に縁遠いから?

欧米人ではないから?

名作と聞いて読んだが、私の心は動かなかった。

2012年08月25日

富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)

Kohtaro Shibata

社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。

※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。