- 著者:渡辺 淳一
- 発行:集英社
- 価格:1,100円 + 税
- お薦め度:★★★★☆
概要
世の中を生き抜くために必要な力と位置づけ、その偉大さを賞賛するコラム。「PLAYBOY日本版」に連載されていたからか、男女に関するテーマが多い。
女性は逃げるものなのです。・・(中略)・・焦らず、ゆっくりと迫っていく。この忍耐力の原動力になるのが鈍感力です。(P108)
もちろん会社での生き方指南も。
はっきりしていることはただ一つ、さまざまな不快さを無視して、明るくおおらかに生きていける。こうした鈍感力を身につけた人だけが、集団の中で逞しく勝ち残っていけるのです。(P209)
また元医師の立場として、ガンとの向き合い方も。
悠々とかまえて対処する。ときには、じゃあガンの奴と友達となって、一緒に人生を楽しむか、といった気持ちで明るく前向きにすすむ。(P138)
目次
- 第1章 ある才能の喪失
- 第2章 叱られ続けた名医
- 第3章 血をさらさらと流すために
- 第4章 五感の鈍さ
- 第5章 眠れる大人
- 第6章 図にのる才能
- 第7章 鈍い腸をもった男
- 第8章 愛の女神を射とめるために
- 第9章 結婚生活を維持するために
- 第10章 ガンに強くなるために
- 第11章 女性の強さ 其の一
- 第12章 女性の強さ 其の二
- 第13章 嫉妬や皮肉に感謝
- 第14章 恋愛力とは?
- 第15章 会社で生き抜くために
- 第16章 環境適応能力
- 第17章 母性愛 この偉大なる鈍感力
お薦め度
★★★★☆
鈍感力のスイッチ。誰の中にでもあるはずだ。いつでも使えるように、たまには押そう。
2012年05月28日
富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。