• 著者:和田 竜
  • 発行:小学館
  • 価格:457円 + 税
  • お薦め度:★★★★☆

概要

舞台は忍城。様々な色を羽織った家来たちが生き生きと活躍する。

丹波は伊達者である。黒漆塗りの具足を好んで身につけた。(P14)

和泉の甲冑は、丹波が朱槍を許されてからというもの、朱漆塗りに統一されていた。(P33)

貝塚は、馬上の男が酒巻靱負と名乗りを上げた侍大将だと気付いたが、どう見ても先ほどとは別人であった。葦毛の馬に乗ったその若武者は、冷厳なまなざしをこちらに向けていた。(P39)

彼らの主人が羽織った色は、果たして血の色となってしまうのか…

お薦め度

★★★★☆

振り回されるのは、姫も読者も同じ。「のぼう様」の心を知りたくて知りたくてたまらない。

2012年05月16日

富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)

Kohtaro Shibata

社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。

※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。