- 著者:大木 裕子
- 発行:東洋経済新聞社
- 価格:1,600円 + 税
- お薦め度:★★★★☆
概要
著者は元オーケストラ団員。現在は、准教授として大学で教鞭をとっている。内と外との両方の世界を知る語り口は、熱すぎず冷めすぎず、見事なほどに心地よい。
目次
- 第1楽章 「のだめ効果」はあったのか 業界の特徴と規模
- 第2楽章 「音大生」の投資対効果 オーケストラの人々
- 第3楽章 なぜ赤字なのに存続するのか オーケストラの会計学
- 第4楽章 オーケストラの経営戦略 外部マネジメント
- 第5楽章 指揮者のリーダーシップ 小澤征爾かカラヤンか
- 第6楽章 世界的音楽家はいるのに世界的オケがないわけ 内部マネジメント
お薦め度
★★★★☆
オーケストラの経営や組織の考え方は興味をそそるが、適用分野は限られると思う。構成メンバの能力や専門性が高すぎるからだ。オリンピックの選抜チームあたりが適当か。
2012年03月22日
富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。