- 著者:石谷慎悟
- 発行所:明日香出版社
- 価格:1,500円+税
- お薦め度:★★★★☆(★5つが最高)
概要
最初に、整理・整頓の個々の言葉の定義が示される。
「整理」とは、「いるモノ」と「いらないモノ」を分け、「いらないモノ」を捨てることです。
「整頓」とは、「いるモノ」を使いやすいように置くことです。(P36)
次に、汎用的な仕事の場面において、どうやって整理・整頓を行ったらよいのかについて、考え方や具体例が示される。
〝一つの仕事が終わった時に何も残らないようにする〟ということは、その仕事を完了させ、次の仕事のための心の準備をするということです。(P64)
必要性があって行っている仕事をやめるのですから、「価値がないので明日からやめます」というわけにはいきません。「顧客にとって価値のない仕事」をやめるには、その仕事をやめても顧客に提供する価値を低下させないことが前提としてあります。ですから、やめるためには、それなりに工夫が必要になるわけです。(P180)
目次
- 第1章 整理・整頓はキレイにするだけの活動ではない
- 第2章 整理・整頓の考え方
- 第3章 身の回りの整理・整頓
- 第4章 パソコンの中の整理・整頓
- 第5章 会議室や倉庫の整理・整頓
- 第6章 仕事そのものの整理・整頓
- 第7章 整理・整頓の取り組み方
お勧め度
★★★★☆(★5つが最高)
平易な文章で読みやすい。整理・整頓をテーマにしているだけに、本文もすっきりしていて、ムダがない。
柴田 浩太郎 2010.5.1
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。