- 著者:斉藤 里恵
- 発行:光文社
- 価格:1,300円 + 税
- お薦め度:★★★★☆
概要
耳が聞こえない銀座ホステスの半生と、その筆談技術。
彼女は幼児の頃に聴力を失うがそのハンデをものともしない。好奇心と前向きな姿勢で乗り越えていく。真っ直ぐすぎる性格は、時として家庭や社会とぶつかってしまうこともあるが、やがて天職ともいえる仕事に出会う。
筆談のテクニックは、目に見える言葉、書き終えるまでの数秒の時間、手書き文字の温もりが土台だ。その上で、相手の気持ちにどう寄り添うか。
さすがは銀座のホステスである。
目次
- 第1章 「神に耳を取られた」娘
- 第2章 私は不良ですか!?
- 第3章 働く喜び
- 第4章 筆談ホステス誕生
- 第5章 私のマル秘筆談術
- 第6章 筆談ホステス東京へ上る
- 第7章 「筆談ホステス」銀座接客体験実話
- 第8章 聴覚障害者の夢
お薦め度
★★★★☆
環境と性格からくる「遊びのないブレーキ」のような人生。効き易いが、傷つき易い。
2012年02月15日
富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。