- 著者:安岡正篤
- 発行所:PHP研究所
- 価格:1,194円+税
- お薦め度:★★★★★(★5つが最高)
概要
まえがきにおいて教え子が、著者の教えの一つについてふれている。
かつて先生から「見えないものを観る」という訓えを頂きました。心の眼を養うということでございます。とかく、物事をはっきり変化して、初めて異常に気がつくものだが、指導的な立場にある者は、変化の兆を早く見つけ、事前に必要な手を打たなければいけない、という訓えでございました。そして、これには、西欧の合理も東洋の合理も身につけ、異文化を理解する寛容の精神を欠いたら、この心の眼は開かないと教えられました。
この言葉に偽りはない。本書を読んで感じることができた。
目次
第1章 活眼・活学
- 肉眼と心眼
- 時世と活学
- 保守と革新
- 日本人の心
第2章 人生心得
- 切磋琢磨の三原則
- 運命
- 知識と悟道
- 朋友
- 出処進退
- 日用心法
第3章 座右銘選話
- 行動の原理
- 人生と信友
- 世の頽廃と生の愛惜
- 天地はわが父母
- 自然と素心規
お勧め度
★★★★★(★5つが最高)
後半の中国の故事は、教養のない私にとって少し難しかった。
恥ずかしい限り..
柴田 浩太郎 2010.3.7
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。