- 監修者:茂木健一郎
- 著者 :竹内 薫
- 発行所:中経出版
- 価格:1,300円+税
- お薦め度:★★★☆☆(★5つが最高)
概要
サイエンスライター(竹内薫)の「脳科学勉強ノート」を一線の研究者(茂木健一郎)がチェックした(P3)という本。
これから脳科学を勉強したいという意欲のある人にはためになると思います。参考文献も章毎に提示してあるし。
目次
- 第0日 まずは脳を軽くイメージしてみよう
- 第1日 やっぱり「私」は脳の裏側にいた
- 第2日 モノを「見ている」のはアタマの後ろ
- 第3日 脳をとり出してみよう
- 第4日 クスリ漬けの脳-脳内化学物質のお話
- 第5日 「私」は網の中で生まれる
- 第6日 脳が壊れるとき
- 第7日 クオリアがわかれば脳がわかる!
お勧め度
★★★☆☆(★5つが最高)
執筆途中に「脳科学を勉強する気のない人にも分かってもらいたい!」という欲が出たのでしょうか..全体を通じて説明の難易度に濃淡があり、読みにくい印象を受けました。
また、親友でもあり監修者でもある茂木健一郎の顔を立てるという行為(最後の章を茂木に書かせる/竹内が茂木の著書を参考文献にあげる等)も、後味が悪い感じです。
「脳のからくり」という題名で読者層を広げずに「竹内薫の脳科学勉強ノート」と銘打っておけば、どっちつかずの本にならなかったのに..
柴田 浩太郎 2009.12.23
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。