今回で3回めを迎えたDevLOVE関西。「Drive(駆動)」のテーマで開催された今回、おおよそ100名近くの方が参加し、まさに祭り状態でした!

 

■HUBでありたい

オープニングトークでは、市谷 (@papanda)さんが、ハンガーフライトの話(初期の飛行機乗りたちが、各自の体験を格納庫で語り合い、共有していたこと)から「人一人の人生は、たかだか300人月。他人の経験を借りなければならない」と、DevLOVEがさまざまな人と人の経験をつなぐHUBでありたい、とのお話がありました。

DevLOVEイベントは、この趣旨から毎回さまざまなテーマで実施。2008年の第1回めから今年で早くも100回めを迎えるという行動力には、圧倒されます。

 

■情熱の燃料でありたい

続けて、中村 (@yohhatu)さんの熱いキーノートです!

Photo:@spring_akiさん

DevLOVEで、すばらしいエンジニア同士をつなげたい、知識と経験の集積場にしたいとのお話がありました。

「日々の仕事でダメージを受けて疲れ果て、土日の勉強会で回復したという話はよく聞くが、それではもったいない。今日、周りの人たちと話をしてなにかを学び、それを現場で活かしてさらに学び、その経験を人に話してまた学ぶ。そうして少しずつ成長していってほしい。そうした行動には、情熱が必要だが、燃やし続けることも難しい。DevLOVEが、その情熱の炎の種火だったり、燃料だったりすればいいな」
というメッセージでした。

みなさんはこの日、自分の現場をDriveする情熱に、どれだけの火がともったでしょうか?

 

■未来のために我々の帆をたてよう

最後はグループに分かれて、それぞれの現場で抱える課題を話し、そのうちのひとつに自分の経験を話す場がありました。
違う環境、違う人間の悩みに、どこまで自分の経験が効くのか分かりません。でも、みんな他人の悩みに真摯に耳を傾け、一緒に悩んでいます。なんという熱気でしょうか!

わたしが参加したグループでは、Webシステムのブラウザを使ったテストをSeleniumで自動化するのを当たり前にしたい!という課題を話した人が、同じグループの皆さんから良いヒントをもらったようで、目が輝いていたのが印象的でした。

Photo:@spring_akiさん

DevLOVE関西2012-Drive-。熱気と笑い声の絶えない、お祭りみたいなイベントだったと思います。

仙台や名古屋、四国でも開催の話があるようなので、この記事を読んで参加したくなった東京、大阪以外の皆さま!次は、あなたの街で開催されるかもしれません。

いえ、開催されなくても、自分で開催すればよいかもしれません。きっと、この日ここにいたスタッフの皆さんも巻き込まれてくれるハズですよ!

 

参考


公認レポーター 佐藤 嘉亮