- 著者:香山リカ
- 発行所:幻冬舎
- 価格:740円+税
- お薦め度:★★★☆☆(★5つが最高)
概要
精神科医が捧げる「生き方指南」
主に心が弱っている人向けの
良くも悪くも女性らしさが漂う
優しさにあふれ、弱さを包んでいる
人に好奇心を持ち、等身大で語りかけてくれる
そんな中、「あの香山リカが、ついに勝間和代に刃を向けた?!」と思わずワイドショー的な興味をそそられてしまう第10章
気になる中身はこんな感じ
ただ、本格的な貧困に陥った人はこういったプログラムにより救済の手が差しのべられるのかもしれないが、そこまでには至っていない弱い立場にある人、失敗しかけている人、競争に参加できない、あるいは脱落した人たちの存在を、勝間氏のような「努力、競争、成功」を掲げる人はどう考えているのだろう。(P190)
「ふつう以上の幸せ」VS「ふつうの幸せ」
どちらが勝つのを知りたい気はするがそれよりも大事なのは
「今私はどちらが欲しいのか」
ということなのかもしれない
目次
- 序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
- 第1章 恋愛にすべてを捧げない
- 第2章 自慢・自己PRをしない
- 第3章 すぐに白黒つけない
- 第4章 老・病・死で落ち込まない
- 第5章 すぐに水に流さない
- 第6章 仕事に夢をもとめない
- 第7章 子どもにしがみつかない
- 第8章 お金にしがみつかない
- 第9章 生まれた意味を問わない
- 第10章 <勝間和代>を目指さない
お勧め度
★★★☆☆(★5つが最高)
心構えはわかるのだが、印象に残らない。
著者が裏づけとして引用した文章が本質をとらえていないような気がする。
柴田 浩太郎 2009.12.11
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。