- 著者:エリヤフ・ゴールドラット
- 監訳:岸良 裕司
- 訳:三本木 亮
- 発行所:ダイヤモンド社
- 価格:1,600税
- お薦め度:★★★★★(★5つが最高)
概要
著者の提唱する制約理論(TOC:Theory Of Constraints)を小売店業界に適用したらどうなるのか..
物語は、主人公である小売店の店長にある不運が起こることから始まる。
業績が落ちてきていたその店にとっては弱り目に祟り目の出来事であった。
主人公は必死にその場を凌ごうとする。
自分と自分の店を守るために。
果たして彼は、「不運を幸運に、幸運を実力に変える(※)」ことができるのだろうか..
※の言葉は、朝日新聞土曜版「be」(2009年11月21日版)の勝間和代コラムから引用させていただきました。
目次
- 第1章 魔法のクリスタルボール
- 第2章 緊急事態発生
- 第3章 予期せぬ知らせ
- 第4章 渦巻く疑念
- 第5章 説得工作
- 第6章 次なる戦略
お勧め度
★★★★★(★5つが最高)
登場人物と設定舞台が、めぐまれ過ぎている感もあるがそれを差し引いても十分楽しめる。
小売店業界は門外漢だが、この本を片手に、参入したくなってしまった。
一時、大儲けできるだけではない。
永遠に、成長できそうだからだ。
カネ、ビジネス..そして人も、である。
柴田 浩太郎 2009.11.23
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。