- 著者 :堀場雅夫
- 発行所:新潮社
- 価格:486円+税
- お勧め度:★★★★☆(★5つが最高)
概要
産業用分析計の専門メーカーである堀場製作所。
その社内報に掲載されていた社長語録をベースにした本。
叩き上げの社長の経営哲学・人生哲学がつづられている。
図書名となっている言葉と並んで著者が大事にしている言葉が「おもしろおかしく」だ。
2つの言葉の関係については、著者はこう述べている。
「おもしろおかしく」を追求するための大前提として、「イヤならやめろ」ということを徹底しておかなければなりません。(P27)
厳しさと優しさを見事に調和させている。
目次
- わが社の求人票
- わがままを生かす組織
- モノ作りの極意
- リストラだって楽しめる
- 一人ひとりが「おもしろおかしく」
お勧め度
★★★★☆(★5つが最高)
生まれついての能力があれば、十人に一人ぐらいの地位は占められるかもしれません。しかし、千人に一人となったら、天性の能力だけでは駄目です。(P52)
私は、ある日、熱帯魚の水槽を見ていてハッと気付いたんです。(P70)
自分の作っているものを、無意識のうちにおカネよりレベルの低いものと考えているというのは情けない。(P180)
技術に対する思い入れが心地よい。
柴田 浩太郎 2009.11.14
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。