- 著者:ジェームズ・アレン
- 訳者:坂本貢一
- 発行所:サンマーク出版
- 価格:1,200円+税
- お薦め度:★★★★★(★5つが最高)
英国のある哲学者が一世紀も前に書いた本。
しかし、いまなお世界中で売れ続け、聖書に次ぐベストセラーと言われることもあるのだとか。
半信半疑で読み出したのですがその単純で、本質的な論理に圧倒されました。
人々の多くは、環境を改善することには、とても意欲的ですが、自分自身を改善することには、ひどく消極的です。かれらがいつになっても環境を改善できないでいる理由が、ここにあります。(P28)
この宇宙を動かしているのは、混乱ではなく秩序です。
その一部である私たちの人生や社会を根底で支配しているのも同じ秩序であり、それは、不正義や不公平さではなく、正義と公平さの上に成り立っているのです。(P37)
人間は、穏やかになればなるほど、より大きな成功、より大きな影響力、より大きな権威を手にできます。..なぜならば、人々はつねに、冷静で穏やかにふるまう人間との関わりを好むものであるからです。(P84)
..次元の違う自己啓発書という印象を受けました。
目次
- はじめに
- 思いと人格
- 思いと環境
- 思いと健康
- 思いと目標
- 思いと成功
- ビジョン
- 穏やかな心
お勧め度
★★★★★(★5つが最高)
訳者あとがきも、さりげなく。
「夫は、人々に何らかのメッセージを伝えたいときにだけ書いていました。そして、彼が人々に伝えたいメッセージとは、彼自身が人生のなかで実際に試してみて、良いものであることを確認したもの、それだけでした」
アレンの妻リリーが、彼の死後に語ったことです。(P95)
柴田 浩太郎 2009.8.17
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。