- 著者:岡部恒治
- 発行所:梧桐書院
- 価格:1,500+税
- お薦め度:★★★☆☆(★5つが最高)
概要
「毎日小学生新聞」に連載された「おもしろ算数教室」の記事を書き直して本にしたもの。まえがきには、この本の意図がこう記されている。
でも、「頭をちょっと使って簡単にできる」方法は、小学校からはじめるほうが、効果的です。また大人になっても磨くべきです。ですから、「算数」という言葉を「小学校の数学」と改めるべきだと思っています。(P3)
目次
- 第1章 直感と計算で図形の面積を求める
- 第2章 複雑な図形を大胆に、簡単に理解する
- 第3章 図形の性質をトイレットペーパーで学ぶ
- 第4章 角度の本質を「エンビツまわし」で見抜く
- 第5章 マッチ棒パズルで図形と数の関係を考える]
- 第6章 モチを切り分けて図形の法則をあばく
お薦め度
★★★☆☆(★5つが最高)
さてその中味はというと、図形の問題が圧倒的に多い。もともとが小学生向けに書かれたもの(直感的にわかりやすいもの)であるから、ある程度はしょうがないのかもしれない。しかし「大人」向けの本とするなら、つまりは、著者の目指す「小学校の数学」の面白さを紹介するなら、もう少し問題の幅を広げてほしかった。
柴田 浩太郎 2011.1.19
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。