- レポーター:青木 智英(公認レポーター)
- 作成日:2015年4月20日
- プロフィール:複数チームによるアジャイル開発
- 執筆レポート:http://www.manaslink.com/tomohide-aoki
今回3つのセッションに参加しただけですので、それで全てがわかるわけではありませんが、その中で感じたことをレポートします。
それってウォーターフォールでは?
どの発表もスクラムを中心に構成されていることから、スクラムが一般的に導入されていることが伺えました。ただし、図1が図1のようになっても本質的にはアジャイルではなくウォーターフォールではないでしょうか。
改めてアジャイルとは?
図3のように、開発が進行中でも要件を取り入れることができ、システム全体が完成したらリリースするのではなく、必要な部分から随時リリースしていくことに価値があるのでは?
人と予算の確保は?
人手不足が深刻な問題になっていますが、どの発表でも人の確保については一切触れられませんでした。あわせて、人を確保するには予算の制約もあります。
正直なところ、人と予算が確保できていれば、開発手法が何であろうと、それほど苦労しません。人と予算の事情も発表に組み込まれることを期待します。
最後に
どのセッションも盛況で、誰もが「従来のウォーターフォール開発ではダメだ」と強い意識を持っていることがひしひしと感じられました。ただ大規模となるとステークホルダーが多岐にわたるため、現実的に要件定義を繰り返すことができないという意見が印象的でした。
これからもアジャイルの要素を取り入れることでウォーターフォールがどんどん進化していきそうです。
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