- セッション:B-1:事例セッション
アジャイル開発チームと共に歩む ~発注側から観るアジャイル開発~ - レポーター:ポナツコ(公認レポーター)
- 作成日:2015年4月17日
- プロフィール:研究者と業務側オーナーの視点から
- 執筆レポート:http://www.manaslink.com/ponatsuko
KDDIさんのProduct Owner、開発リーダー、開発メンバーが発注者(事業会社)の視点で、対立していたProeduct Ownerと開発チームの変化とそのメカニズムをわかりやすく、ロジカルにプレゼンしました。

(写真提供:Agile Japan 2015 実行委員会)
経営企画にとってアジャイルが必要
「1年後の市場環境の先読みが難しい」なか、サービスインをしていく必要がありました。上位者がアジャイルの推進者ではじめたスプリント初期のベロシティは十分ではありませんでしたが、ストーリー単位を工夫していくなどの学習とKPTを真摯に回していました。同時に、予算の取り方や、社内のルールに配慮した進め方をリードし社内にアピールをするなど、細やかなリーダーシップが印象に残りました。
開発チームにとってもアジャイルが必要
Waterfallでは変更管理の工数が増え、サービスが「丸く」なりサービス競争力に心配が出ていました。SIerの言いなりになることによる技術力の低下が危惧されていました。
そこで3つの施策をわかりやすく説明いただきました。
- 内部開発化とペアプロによるパートナーシップ
- 受発注間のけん制関係を横の関係(準委任契約)に
- 業務フロー(品質基準、運用要件)は変えずにその中身を変える
まとめ
必要なデリバリをいかにスピードを上げていくか。
上位者の理解、実務者同士の相互理解、組織的なサポートをてこにProduct Ownerと開発側の一体感と社内ルールとの調整を緻密にかつ大胆に進めたすばらしく、また人を中心とした楽しい事例紹介でした。
重要なのは上位者、事業会社側(筆者の所属する会社も含め)の上位層の考え方が変わるとアジャイルの導入は加速されるかもしれませんね。

(写真提供:Agile Japan 2015 実行委員会)
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