Agile Japan 2014 スポンサーセッションB-3


セッション名の「継続的デリバリー」とは、ビジネスニーズとデリバリー(ソフトウェアを動作可能な状態にする)を連動させ、常にソフトウェアをデリバリー可能な状態にすることです。IBMは、開発からデリバリーまでを総合的にサポートするプラットフォームを紹介しています。

進化を続けるアジャイル

アジャイルは、1999年のエクストリームプログラミングからスクラム、DAD、SAFeと進化してきました。
DADは「Disciplined Agile Delivery」の略で、エンタープライズシステムをアジャイルで成功するためにIBMが提唱している一連のプラクティスです。またSAFeは、アジャイルをチームではなく組織レベルで適用するためのレシピを提供しています。

アジャイルの課題であったエンタープライズ開発も、SAFeを使うことで組織的にアジャイルを適用できるそうです。

講演中の江木典之さん(Agile Japan 2014 スポンサーセッションB-3)

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クラウドとアジャイルのタッグ

アジャイルの特徴に、顧客に動くものを見せ、フィードバックを繰り返しながら開発を進めていくスタイルがありますが、そのためには実行環境と開発環境の調達が重要です。クラウドではこのような環境を、Just In Time(必要なものを必要なだけ使う)で準備できるので、アジャイル開発をより低コストに、素早く推進するための強力なプラットフォームになることを説明していました。

またハードウェアやソフトウェアだけではなく、さまざまなタスクにマッチする人材もクラウドで調達する(ヒューマンクラウド)ことで、アジャイル開発はさらに推進できます。

DevOpsでアジャイルを支援

DevOpsは、開発者と運用担当者がお互いに協力しながらシステムの開発を進めていく新たな開発手法ですが、アジャイルのように頻繁なリリースが発生する形では、より密接な連携が必要です。また競合優位性を保ち続けるために、サービス、フィーチャーを頻繁にデリバリーすることも大事です。

IBMではアジャイルとデリバリーを支援するため、チーム開発環境(SaaS)とBluemix(PaaS)とを連携し、開発環境から実行環境に継続的なデリバリーを実現するサービスを提供しています。

IBMの強み

ITベンダーが顧客の価値を最大化するためには、さまざまな技術を総合的に提供するソリューションが必要になるケースが少なくありません。しかし、全ての技術を自社だけでカバーできるところは現実にはそう多くないでしょう。

総合ITベンダーであるIBMは、さまざまな技術をワントップで提供できるのがひとつの強みであり、その総合力を垣間見ることができたセッションでした。

講演のようす(Agile Japan 2014 スポンサーセッションB-3)

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公認レポーター 吉岡 弘貴

執筆レポート

http://www.manaslink.com/hirotaka-yoshioka


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1 Comment

EM Zeroのナカノヒト (@em_staff) · 2014年8月4日 at 09:30

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