Agile Japan 2013 サテライト仙台 Day2 午後
- セッション
- スピーカー
- 関 満徳さん(グロースエクスパートナーズ株式会社)
- 川口 恭伸さん(楽天株式会社)、樽本 徹也さん(アジャイルUCD研究会)、柴山 洋徳さん(株式会社NTTデータ)
■午後イチはマシュマロチャレンジ!
2日目午後イチはマシュマロチャレンジです!講師・ファシリテーターを関さんにバトンタッチ。
テーブルごとに自己紹介をします。ここで関さんからこんな問いかけが。
満足に自己紹介できましたか?
今度この人に仕事頼んでみようかなって思われるくらい話しましたか?
みなさん、結構戸惑っていました。
せっかく時間を使って来ているんだから、今後の仕事につなげないともったいない。この後は、そういうことを意識して自己紹介してみてください。
確かに!私も自己紹介の機会があるときは、なるべく自分がやっていることや出来ることをしゃべるように……、出来てないけどします。いやー、それにしても関さん、スパルタだわ……。
マシュマロチャレンジで使うマテリアルを配っています。
マシュマロチャレンジ中。
各チーム、いろいろなやり方をしていますねー。
結果はこんな感じ!パチパチパチパチ。
- ビデオでは見たことあるけれど、実際にやってみると難しい。
- 面白かった!会社でもやってみます!
といった感想が出ていました。
■リーンキャンバス!P-S Fitが成功の鍵!
仙台ではまだまだ、リーンスタートアップとかスクラムあたりを勉強しようという人は少なくて、言葉になじみのある人も少なかったようです。
個人的にはこの絵が大ヒット!「P-S(Problem – Solution)Fit」つまり、
- 顧客
- 顧客の抱える課題
- 顧客の課題をなんとかするために必要なもの
が、一撃で描けます!
- まずこの5つだけを埋めてみる。
- 課題
- ソリューション
- 独自の価値提案
- チャネル
- 顧客セグメント:アーリーアダプター
- 「P-S Fit」がびしっと通らない企画はまず失敗する。
などなど、大変多くのことを学べました。
この後は実演。映画好きの小泉さんを企画者に据えて、樽本さんが質問しながらキャンバスを書いていきます。樽本さんの質問力に、みんな舌を巻いていました。
出来上がったのがこれ。さすが樽本さん、短時間なのにきちんと「P-S Fit」が通っています!これ見たら自社で使ってみたいですよねー。
■Fearless Journey!問題は怖くない!
これは言い訳ですが、私も参加したのでこのセッションの写真は少なめです……。関さんから「やらないと分からない」と言われ、参加してみました。
こんなカードを使います。カードには、一枚ずつ異なる解決策が書いてあります。
で、こんな感じで進めます。
ゲームの解説は「Fearless Journey」でググッていただくとして。
みんなが抱えている問題はやっぱり似てるなぁ、ということと、それらの問題もみんなで取り組めば怖くないんだな、ということを実感したセッションでした。上司がらみの問題が多かったのも特徴的でした。これを読んでいる上司の皆さん、気をつけましょうねw
参考
- Fearless Journey公式サイト:FearlessJourney: the game that gets your team UnStuck
- Fearless Journey 日本語ガイド
- ノート: Fearless Journeyかんたんガイド
■そして振り返りとクロージング
関さんが、東京でのクロージングを踏まえて仙台用の資料を作ってくれました。すばらしい!それにしても濃い一日でしたね……。
最後は全員で記念撮影!これは良い!!!
手でAとJをつくったのですが、Jが「シェー」みたいw
この後は会場でビアバッシュ。参加者全員残ってくれて、いろいろお話できて楽しかった!オジサンからすると、特に学生さんがたくさん来てくれたのがうれしくてしょうがないのですよ。みんなしっかりしてる。東北はまだまだいけるぞ!!
2日めの狙いを関さんが共有してくれました。
POStudyで今まで2年半ワークショップをやってきました。
そこで気づいたのは、アジャイルやスクラムの何かにつまづいているのではなく、実はチームビルディングが出来ておらず、それをアジャイルやスクラムのせいにするおかしな構図になっていることでした。そこで、まず最初にチームビルディングの重要性、そして人の話を聞く、チームの力を使うことの重要性に気づいてほしかったのです。チームビルディングはマシュマロチャレンジで、チームの力を使うのはFearless Journeyで、相手の話に耳を傾け、相手の心に眠っていた言葉を引き出す「良い聴き手」になるためのポイントはクロージングで、それぞれやりました。
この2日間を改めてふりかえると、チームの重要性、チームで何かやることの難しさ、面白さ、そういうものを体験できるセッションが多かったです。
東北に住む私たちは、2年前の震災から「自分一人じゃ大したことは出来ない」ということが骨身に沁みています。チームを組んで、いろいろな人の力を引き出し、自分一人じゃ出来ないデカい事を成し遂げることの大切さ、難しさ、面白さも、よく分かっているはず。だからこそ、Agile Japan 2013 仙台サテライトの2日間を通じて「人」「チーム」というキーワードが込められたワークショップをたくさんできたのは、本当に良かったなぁと思います。東北に住む私たちに、うってつけの内容でしたよね。
参加いただいた皆さん、関わってくれたスタッフのみんな、そして講師の皆さん、本当にありがとうございました。
さて、参加者の皆さん。「○○」見つかりましたか?
見つかっても見つからなくても構いません。いいな、と思ったことは、どんどん実践しましょう。そして、一緒に東北を元気にして、東北から世界を変えましょうよ!すでに私たちはチームなんですから!
公認レポーター 半谷 充生
もっと知りたい!Agile Japan
Agile Japan 2013
- 公式サイト:Agile Japan
- Twitter:@agilejapan
- Facebook
- Agile Japan (2013〜)
- Agile Japan 2012
- ハッシュタグ:#agilejapan
サテライト開催
サテライト仙台
- テーマ:アジャイル×○○=成果
- 主催:Agile Japan 2013 サテライト仙台 実行委員会
- プログラム
- ハッシュタグ:#agilejapan #agilesendai