- 編者:Barbee Davis
- 監修者:神庭 弘年
- 訳者:笹井 崇司
- 発行:オライリー・ジャパン
- 価格:1,900円 + 税
- お薦め度:★★★★☆
概要
見開き2ページで1編。原著は全97編だが、日本語訳版には11編を加え、全108編のコラム集となっている。2編以上担当している人もいるが、それでも50人以上のプロジェクト・マネジャーが寄稿しており、バラエティに富んだ「プロマネ論」を読むことができる。
比喩や皮肉めいたものの方が記憶には残りやすい。
アジャイル開発チームのための技術者を雇うとき、どんな資質が必要だと思いますか? それは幼稚園でうまくやっていくスキルと同じです。(P15)
私は水のやりすぎで木を枯らしてしまうところでした。水やりを少なくすることが、実際には木のためになるのです。それが木の抵抗力をつけ、成長の助けになるのです。(P58)
私はコンサルタントとして、モラルを測定する方法を考えようとしたことがあります。「午後 5:05と午後 4:55に駐車場にある車の台数比」や「オフィス1平方フィート当たりに見えるディルバートの漫画数」といった測定基準はどうだろうか。(P167)
目次
カテゴリ別 目次
- アジャイル手法
- ソフトウェア開発
- 人とチームの管理
- 国際化の問題や分散したチーム
- プロジェクトの管理
- コミュニケーション
- ステークホルダーの管理
- プロジェクトプロセス
- プロジェクト要求
- エンドユーザー
- 契約問題
- 自己管理
- Web開発
原著97編 + 日本版追加11編 = 合計108編
お薦め度
★★★★☆
好きなコラムを好きな解釈で読むのがベター。論理派よりも感覚派の方に。
2013年4月9日
富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。