- 著者:桜井 章一
- 発行:幻冬舎
- 価格:720円 + 税
- お薦め度:★★★★☆
概要
麻雀は運7割とも、10割ともいう。割合はともかく、運が左右するゲームであることは確かだ。だから普通麻雀に強くなりたい人は、コントールできない運なんかよりもコントロールできる部分-牌の切り方のセオリーとか、他人が捨てた牌の読み方とか-を鍛えていく。でも、あるところで息詰まる。その時どう考えるか。「どうせ、俺は運が悪いから」と諦めるのか。それは真実なのか。
著者は言う。運には3つあり、コントロールできるものもあるのだと。
まず、天から授かる「天運」。これは、何の理由もなく、降って湧いたように訪れる運です。みなさんが通常、「幸運」と呼んでいるもの。
同じように人を選ばないのが「地運」であり、これは場所につく運です。その日によって、あるいは時間帯によって、大変ついている場所や、まったくつかない場所があります。
「人運」は、人が自分の力で引き寄せるものです。
対戦相手だけではなく、目に見えないツキとも戦い続けた「麻雀の鬼」。その言葉は重く、透き通っている。
目次
- 第1章 ツキに個人差があるのはなぜか
- 第2章 「すぐやる人」はツキまくる
- 第3章 ちょっとした感覚がツキを呼ぶ
- 第4章 逆境をツキに変える
- 第5章 ツキは変化する人を選ぶ
- 第6章 ついている人は見返りを求めない
- 第7章 ツキは流れの中にある
お薦め度
★★★★☆
図書館で予約し、半年以上も待った本。待ったかいがあった本。
2013年4月3日
富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。