- 著者:麻生 太郎
- 発行所:新潮新書
- 価格:680円+税
- お薦め度:★★★☆☆(★5つが最高)
概要
首相になる直前、外務大臣の時代に執筆(?!)された本。結構、言いたいことを言っている。
ニートはニートのペースで生きていくことを認めてもいいのではないか。あれもスローライフの一種だ、くらいの余裕を持ってみることも、たまには必要なのではないだろうか。(P46)
日本では、なぜロボットが普及しているのか。(中略)この背景には、実はマンガの力があったはずだと私は確信しているのである。(P54)
一方でいかにも政治家らしい発言もある。数字を使い、危機感をあおり、自分の正当性をタテに、迫ってくる。
目次
- 第1章 アジアの実践的先駆者
- 第2章 日本の底力
- 第3章 高齢化を讃える
- 第4章 「格差感」に騙されてないか
- 第5章 地方は生き返る
- 第6章 外交の見取り図
- 第7章 新たなアジア主義
お勧め度
★★★☆☆(★5つが最高)
アジア、経済、高齢者、地方、北朝鮮、靖国と、際どいテーマが続く。さすが政治家、うまく話を展開していく。
私には、それぞれのテーマにコメントする勇気がない。ただ、あくまで個人的な感想を一つだけ。
首相にしては、軽かった..
柴田 浩太郎 2010.12.25
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。