- 著者:東野 圭吾
- 発行:文藝春秋
- 価格:1,600円 + 税
- お薦め度:★★★★★
概要
犯人探しのミステリーではない。秘密を隠す容疑者の周到さに驚かされるミステリーである。
数学に関わる人たち、いや、論理的に考える人たちは、ここまで純粋に考え、そして行動できるものなのか…
一番好きなのは、数式の展開だ。授業に出た公式をノートに再構成する。与えられた定義を元にして、そこから導ける公式を作り出す。定義を変形する。具体例を考える。定理の変化を楽しむ。証明を考える。・・・そんなことを、ノートに書いていくのが好きだ。(P8)
お薦め度
★★★★★
ビリヤードの「つき玉(白いボール)」だけではなく、つき玉が当たるであろう別の玉の動きまで支配できる能力。しばし、その能力に酔いしれた。
2012年05月03日
富士通株式会社 柴田浩太郎(Kohtaro Shibata)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介をご本人の許可をいただいて掲載しているものです。