■本気の講演者ラインナップ
2012年11月17日(土)、オラクル青山センターで本気のアジャイルイベント「Ultimate Agilist Tokyo」が開催されます。まずは、イベントの告知ページをご覧ください。
どこが本気かと言えば、まず講演者のラインナップです。今までアジャイルコミュニティを牽引してきた方々のお名前がずらりと並んでいます。XPJUG関西の細谷さん、永和システムマネジメントの安井さん、シンプルアーキテクトの牛尾さん、などそうそうたる面々です。
■本気のアジャイラーが集まる場を作りたい
講演をお願いするに当たって、ひとつ大切な想いがオーガナイザーの市谷 聡啓さんにありました。
「アジャイルコミュニティに大きな影響を与えた先人が、もう一度集まる場を作りたい。」
アジャイルコミュニティで活躍する人びとの顔ぶれは、年々変わってきています。新しいアジャイラーが登場する一方、表舞台では見かけなくなったアジャイラーもいます。実は多くの場合、コミュニティに出なくなったのは、アジャイル開発をしなくなったからではなく、昼間の仕事でのアジャイル開発の実践に多忙を極めるようになったからです。より深いレベルでアジャイル開発をするようになったと言えます。
そんなアジャイル達人たちの、現在進行形のお話を聞くことができるのが、Ultimate Agilist Tokyoの魅力です。
■一本筋の通ったイベントにしたい
Ultimate Agilist Tokyoの企画は、市谷さんがAgile 2012参加後に一人で練り上げました。
「一本筋の通ったイベントにしたい。」
と市谷さんは言います。
コミュニティ活動は、良くも悪くもさまざまな意見を集約して行われることが多いものですが、気軽にコミュニケーションが取れる今だからこそ、自分が本当にしたいイベントは何なのか、一人でしっかり構想を練ったそうです。
一人で構想を練ると、他からのフィードバックがいったん絶たれるというデメリットがあります。しかし、その分、コンセプトがぶれないというメリットがあります。
講演者の方々には一人一人、市谷さん本人から登壇の依頼をしました。
市谷さんが最初に声をかけたのは、XPUG関西の細谷さんです。市谷さんがまだアジャイル始めたばかりの頃、あるイベントの控室で細谷さんと二人きりになったことがあったと言います。そのときの縁がきっかけで、細谷さんが主宰するアジャイル同人誌『Ultimate Agilist Stories』に寄稿することになります。
『Ultimate Agilist Stories』の世界をリアルなイベントとして再現するというのも、Ultimate Agilist Tokyoの目的の一つです。
■本気のセッションの数々
市谷さんがセッションを依頼する際、
「今、本気で取り組んでいることを発表してください。」
とお願いしているそうです。
すべてのセッションが、理屈ではない、今、現場で実際に取り組んでいる内容で占められています。「アジャイルって言っても、実際のところ、どうやっているの?」という疑問に、真正面から答えるセッションが目白押しです。本にもWebにも載っていない、Ultimate Agilist Tokyoだけで聴くことのできる内容ばかりです。
市谷さんの「The Art Of Agile ProjectManager」、小井土さんの「アジャイル開発における、システムテストの自動化」をはじめ、すでに満席のセッションが増えており、イベントに対する注目の高さが伺えます。
■Agile 2012の熱気を日本でも
Ultimate Agilist Tokyoというプロジェクトを実際に進めていくに当たって、その企画を最も理解し協力しているのが、楽天の藤原 大さんです。藤原さんは、市谷さんがAgile 2012に参加するのを後押しし、海外が初めての市谷さんを現地でサポートしました。ついつい助けたくなってしまう、市谷さんは藤原さんにとってどういう存在なのでしょうか。
「企画を持ってこられたときは、自分の弟を思い出しました。私の弟は、いつも道に落ちているネジやBB弾やガラスの破片をポケットにたくさん詰め込んで帰ってきて、母に笑われたものです。ポケットいっぱいに詰め込んだイベントのプログラムを見せながら『どう?面白そう?』って聞かれて、私は弟を思い出したんです。」
市谷さんは「日本のアジャイルをさらに加速させるために、本気でアジャイルに取り組んでいる人達が集まり、経験を双方向に共有できる場を作りたい」と考えています。
「パンダ(※注)なら月にタッチできる。」
※注:市谷さんはアジャイルコミュニティ界隈で「papanda」と呼ばれています。
市谷さんの背中を押す藤原さんという良き兄貴を得て、市谷さんは、「本気」と銘打ったアジャイルイベントの扉を今、開こうとしています。自称「2000万パワーズ」の二人は一体どんな世界を作ろうとしているでしょうか。
■残席はごくわずか
セッションごとの参加者数に制限があるので、参加をご希望の方は申し込みをお急ぎください。セッション終了後のビアバッシュパーティ(Open Jam付き)にも是非ご参加を!
1 Comment
@mkit2009 · 2017年2月20日 at 08:08
RT @em_staff: ろくろ回しはもう古い。これからは合掌です ― [事前インタビュー] アジャイルの本気が詰まったイベント「Ultimate Agilist Tokyo」開催! http://t.co/24GFiXqm #uatagile
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