- 著者:朽木ゆり子
- 発行所:集英社
- 価格:1,000円+税
- お薦め度:★★★★☆(★5つが最高)
概要
17世紀オランダの画家フェルメール。作品はわずか30数枚。しかし、その作品は世界中に散らばっていて、一度に鑑賞することはできない。
著者は、3週間で一気に観て回る。フェルメール、フェルメール、フェルメール。
飛行機やバスを使い、美術館の門をくぐり絵にたどり着くまでの具体的な記述と、お目当ての絵に出合ってからの抽象的、主観的な記述。
左からの光源。淡い色彩。画中画。ステンドグラス。ゆったりとした衣装。寓話。暗喩..
「真珠の耳飾りの少女」は、確か学校の教科書にも載っていたはずだ。
目次
- 第一章 ベルリン
- 第二章 ドレスデン
- 第三章 ブラウンシュバイク ウィーン
- 第四章 デルフト
- 第五章 アムステルダム
- 第六章 ハーグ
- 第七章 ロッテルダム
- 第八章 ロンドン
- 第九章 パリ エジンバラ
- 第十章 ワシントン フィラデルフィア
- 第十一章 ニューヨーク
お勧め度
★★★★☆(★5つが最高)
私がこの本を手にしたきっかけは、トマス・ハリスの「ハンニバル」。
登場人物のあるキーパーソンの夢が「フェルメール踏破の旅」だった。
著者と一緒に旅ができて良かった。私も夢を見させてもらった。
柴田 浩太郎 2010.11.13
富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)
社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。
※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。