図書紹介:アドレナリンジャンキー

  • 著者:トム・デマルコ、ピーター・フルシュカ、ティム・リスター、スティーブ・マクメナミン、ジェームズ・ロバートソン、スザンヌ・ロバートソン
  • 訳者:伊豆原 弓
  • 発行所:日経BP社
  • 価格:2,200円+税
  • お薦め度:★★★★★(★5つが最高)

概要

トム・デマルコとその仲間たちが、ITプロジェクトの様々な光景にユニークな名前をつけ、そして抽象化した。

アドレナリン中毒の組織(アドレナリンジャンキー)の特徴は、読者にも思いあたるのではないだろうか。優先順位が絶えず変化する。すべては「きのう」必要である。納期まで時間が足りたためしがない。プロジェクトはすべて急ぎだ。次から次へと緊急のプロジェクトがやってくる。誰もが猛烈に忙しい。それも、いつも。(P2:「アドレナリンジャンキー」より)

永遠の議論が起きるのは、人びとが、賛成のときだけ決定に従えばいいと考えているためだ。ひとたび決定が下ったらそれに従い、受け入れるという倫理を確立するのは、マネジャーの責務である。(P55:「永遠の議論」より)

黙っている専門家は、知識のないマネジャーと同じく、誤った決定について責任がある。(P72:「自然な権威」より)

メンバーは通常、プロジェクトが困難な状況にあることを前から知っているが、それを証明できるまでに時間がかかる。(P138:「ニュースの改良」より)

目次

  • 1 アドレナリンジャンキー
  • 2 スピード勝負
  • 3 死んだ魚
  • 62 隠れた美
  • 63 わかりません
  • 64 レイクウォビゴンの子供たち

お勧め度

★★★★★(★5つが最高)

トム・デマルコの「適度な遊び心」と「上品な皮肉」は、今なお健在である。嬉しい。

柴田  浩太郎 2010.2.20

富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)

社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。

※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。

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