図書紹介:吉原手引草

  • 著者 :松井今朝子
  • 発行所:幻冬舎
  • 価格:600+税
  • お薦め度:★★★★★(★5つが最高)

概要

吉原一の花魁(おいらん)、名を葛城(かつらぎ)という。

その彼女が突然、姿を消した..

物語が進むにつれて明らかになってくるのは、事件ばかりではない。

女と男、本当と嘘、そして危いバランスに成り立っている精緻な社会だ。

お歯黒溝(おはぐろどぶ)にぐるりと囲われたこの三丁四方の遊郭(くるわ)の中は、思えばひとつの大きな舞台なのかもしれませぬ。いずれも綺麗に着飾った女郎衆を相手役にして、お客人は皆われこそ天下の二枚目なりという心意気で舞台に立つ。色事の口舌(くぜつ)や濡れ場はもちろん、惚れたあげくに死ぬの生きるのといった愁嘆場もあり。されどそれすべて仮りそめの芝居だと思えば、下手な間違いはせずとも済むのかもしれませぬ・・・(P12)

お勧め度

★★★★★(★5つが最高)

真実は時として、そのものずばりより、その「周り」を説明した方が良く分かる。この手法、巧みなり。

柴田  浩太郎 2010.2.4

富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)

社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。

※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。

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