図書紹介:昇進者の心得

  • 編・訳者:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
  • 発行所:ダイヤモンド社
  • 価格:1,800円+税
  • お薦め度:★★★★☆(★5つが最高)

概要

新任マネジャーはどう考え、どう振舞えばよいのか。本書はこのテーマに関する八本の論文を、一冊の本に仕立てあげたものである。

この本の目的は、まえがきにこう記されている。

昇進の条件、昇進試験の対策など、「昇進前」に関する手引書は数多(あまた)ありますが、「昇進後」に関する指南書は稀です。もちろん、本書の目的は後者にあります。

大学教授の執筆が多いため、血なまぐさい実例はそう多くはないが、核心をついた見解や体系的に整理された分類は、納得できるところが多い。

新米マネジャーが必ず頭を悩ませる問題が二つあります。それは「マネジメントという仕事を好きになれるか」「マネジメントをうまくこなすことができるか」です。(P8)

私はフォロワー全般を、「孤立者」「傍観者」「参加者」「活動家」「硬骨漢」の五タイプに分けました。(P95)

つまり、互いの立場、プロジェクトや昇進をめぐる競争、権力闘争といった点にも配慮しなければならないのです。そして、より高い役職に就いた時には、もう信頼できる人物か否かだけで腹心を選んではなりません。自分との関係に照らして、その人物がはたし信頼できる立場なのかどうかを考慮しなければならないのです。(P142)

目次

  • 第1章 新任マネジャーはなぜつまずいてしまうのか
  • 第2章 新任リーダーが犯しやすいミス
  • 第3章 功を急ぐと、なぜ失敗するのか
  • 第4章 頼れる部下と困った部下
  • 第5章 リーダーが部下に翻弄される時
  • 第6章 だれを信頼すべきか
  • 第7章 完全なるリーダーはいらない
  • 第8章 なぜ地位は人を堕落させるのか

お勧め度

★★★★☆(★5つが最高)

4章までは初級レベルの昇進について、5章以降は上級レベルの昇進に焦点を当てて書かれている。実用書として出版するのであれば、前半と後半の章で2冊に分けそれぞれに具体例を追記すれば、もっと価値あるものになったと思う。

柴田  浩太郎 2010.1.20

富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)

社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。

※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です