- セッション:C-2b:事例セッション
CIサーバを制圧せよ!-プロジェクトメトリクスと自動化技術の活用よる、混乱の収拾と「最強」の組織の育成- - レポーター:静(公認レポーター)
- 作成日:2015年5月5日
- プロフィール:テスト担当者から見たAgile Japanレポートをお届けします♪
- 執筆レポート:http://www.manaslink.com/shizuka
セッションの本筋は、プロジェクトメトリクスの話であり、CIサーバのメンテナンスをきっかけにプロセス全体改善を行い、そこにメトリクスを導入した事例でした。
私が感じたことは、その本筋とは若干ずれてしまうかもしれませんが……。講演者さんごめんなさい;
まず、アジャイル開発においてツールの活用というのは必須であり、特にCIサーバの導入は当たり前と言っても過言ではないと思います。しかしながらツールのメンテナンスはあまり重要視されていない気がします……。私の現場でもプロジェクトを回すことに必死になっていてツールメンテナンスが後回しになりがちです。
CIサーバの負荷が高すぎてサービスを提供できなくなるという問題に対して、CIサーバ専任チームを設置するのは妥当ではあるけれど、当然人件費の問題が出てきます。そこで成果を見せる必要があると考えたこと、何をもって成果とするかをインセプションデッキを使って戦略を立てたことが紹介されました。
それがとても印象的で、プロダクトの開発チームだけでなくて、改善のためのチームにしても、アジャイルのプラクティスを有効活用できるし、そのほうが上を説得しやすいということがよくわかりました。
もうひとつ、Jenkinsを活用できるようになりUTのカバレッジを計測したら、カバレッジを上げることだけが目的となり、くだらないテストが実行されていた……というのはありがちな事例だなぁと思いました。数値の変化だけではなくその変化の裏で何が起こっているかを観察することも大事ですね。
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