• 著者:東川篤哉
  • 発行所:小学館
  • 価格:1,500円+税
  • お薦め度:★★★★☆(★5つが最高)

概要

主人公は令嬢刑事と毒舌執事。6つの事件と6つの謎解き。売りはその掛け合いである。

どうだとばかりに勝ち誇る麗子は、悠然とした仕草でテーブルのワイングラスを持ち上げ、静かに口を運ぶ。しかし影山は少しも動揺の色を見せず、眼鏡の奥から哀れむような視線を投げると、「失礼ながら、お嬢様」と前置きしてからこういった。
「ひょっとしてお嬢様の目は節穴でございますか?」
思わず力の入った麗子の手の中でワイングラスが「パリン!」と乾いた音を立てて割れた。(P75)

目次

  • 第一話 殺人現場では靴をお脱ぎください
  • 第二話 殺しのワインはいかがでしょう
  • 第三話 綺麗な薔薇には殺意がございます
  • 第四話 花嫁は密室の中でございます
  • 第五話 二股にはお気をつけください
  • 第六話 死者からの伝言をどうぞ

お薦め度

★★★★☆(★5つが最高)

設定が心憎い。「そんな刑事や執事なんか、おるわけないやろー」と関西弁で突っ込みたくなる。その一方、舞台である国立市を良く知る関東人は(いや、東京近郊って、なんでもアリだぜ)と心の中で苦笑い。

上下関係は、凡人警部<令嬢執事<一般読者<毒舌執事か。少しでも上へ行きたい気持ちはわかるけど。

Mっ気のある私にも、Sっ気のある貴方にも。

柴田 浩太郎 2011.2.14

富士通株式会社 柴田浩太郎(SHIBATA Kohtaro)

社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。

※このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です