世界中からアジャイラーが集まるAgile Conference。
毎年、日本からも数名が参加し、多くのフィードバックをしていただきました。そして今年の Agile2012には、20数名もの日本人参加者がダラスに集まりました。
- 参加者同士のノウハウの共有
- 来年以降の参加者へのフィードバック
- 現場の臨場感を残す
上記を目的として、参加者の方々に簡単に振り返りをしてもらったので共有いたします。(注:臨場感を残すため、伝わりづらい表現の補足以外は、原文のまま載せています。)
■1日めKPT
Photo:井上 晋輔さん
Keep
- 日本人のいないところに積極的に行くように心がけた。
- セッションに参加する前に概要だけでも予習をしていくと、英語がすべてわからなくても概要は把握できた。
- 素直に「I don’t know(わからない)」と言えば、けっこうやさしく教えてくれる。
- 「May I sit here?(ここ座ってもいいですか?)」から畳み掛けると話がつながる。
- ワークショップセッションで日本人グループを作って参加したら、最後まで取り組むことができた。
⇒ワークショップ中のネイティブ同士の英語での会話は、聞き取るのが難しいため。
Problem
- ワークショップには、ほとんど参加できない(英語力的な意味で)。
Try
- 前日に、次の日のセッションの予習をする時間をつくる。
- スピーカーの背景も確認して参加するセッションを決める。
- ハズレ(準備不足や内容が不明確なセッション)を引いたと感じたら、すぐに撤退する。
- 自分の理解力を過信しない。
Photo:井上 晋輔さん
■2日めKPT
Photo:井上 晋輔さん
Keep
- セッション前後の空き時間に準備してからスピーカーに話しかけに行くと、コミュニケーションできる。
- 予習をしてセッションにのぞむと、内容を理解しやすかった。
- 事前にプレゼン資料を公開しているスピーカーもいるので、ブログとか検索してみるとよい。
- 持続可能なペースを自分で見つけて参加する(無理して全部出ると集中できないことも)。
- 昼ご飯出ないなら、ランチしにプールに行けばよい。
- 知っている人とたくさん話せた。
- 限界まで我慢して飲まない。
- 受けたセッションのメモや写真の整理をちょっとだけする。
Problem
- まさかの昼飯夜飯なしだった。
- 人気セッションの場所が変更になっていて、気づいてから移動してみたら満杯だった。
- 酒が残ってると時差ぼけが誘発される。
Try
- 今ならワークショップにも参加できる気がしてきた。
- 明日こそスポンサーブースに行く。
Photo:井上 晋輔さん
■所感
1日めのTryと2日めのKeepを見比べると、初めての参加者が多かった初日の反省点をすぐに改善していることが分かります。さすが日本のアジャイラーです。全体的にKeepが多いことは、参加者のみなさんが楽しんで多くのインプットを得られている証拠だと思います。
Photo:井上 晋輔さん
Agile2012現地レポーター隊「アジャイルクローバーZ」 及部 敬雄