こんにちは。
2012年11月4日に行われたPOStudy Conference 2012に、「PO」(プロダクトオーナー)ではなく「開発チームメンバー」という立場で参加いたしました。

 

■あえて参加していなかったPOStudy

以前から、POStudy(スクラムプロダクトオーナー勉強会)という名の勉強会が行われていたことは知っていました。ですが、既に回数を重ねていたことと、それ以上に、私はPOではなく開発チームメンバーとして仕事に携わることが多かったので、「参加しない」という選択肢を選んでいました。
ただ、勉強会の後、人づてに内容を聞くと、どの回も得る物がとても多そうだよなぁと「参加しない」選択肢を選んだことをちょっぴり後悔していたことも正直なところです。

このような背景もあり「今まで行ってきたワークショップを一日で体験できる、POStudy Conferenceをやるよ!」と主宰のさんから聞いたときは、迷うことなく参加を決めました。

 

■全力でやりきって得た大きな収穫

POStudy Conferenceで実施されたワークショップは「マシュマロチャレンジ」「The Specification Exercise」「プラグマティック・ペルソナ」「ユーザーストーリーマッピング」の4つ。これらのワークショップを一度に体験できる機会なんて、なかなかないと思います。

さらに今回は、朝食をとりながらアイスブレイクを行う「Arrive, simple breakfast and drink」、昼食をとりながらの「Lunch Special Talk Event」と盛りだくさん。朝からフルで参加していた私は、終わる頃にはへとへとになっていました。

へとへとになるまで全力でやりきったので、得る物はたくさんありました。特に「POがどのような視点で、どのように考えて動くのか」ということを知ることができたのは、一番の大きな収穫だったと思います。

■自分の立場ではないからこそ、学ぶ

冒頭にも書きましたが、私はPOの立場で仕事をしていません。開発メンバーのひとりです。ですが「開発チームのメンバーだから、POの勉強はしなくていい」ということではないと思います。

仕事を進めるにあたって、異なる立場の相手のことを理解していることは、とても有益ではないでしょうか?

今回の「ユーザーストーリーマッピング」は、どちらかというと開発チームが行う作業に近い内容で、「POがこの内容を勉強する意味があるのか?」と疑問を投げかけた方もいました。その際、「開発チームがプロダクトバックログを基に見積もりを行う際、POは、彼らがどのようなところで悩んだり、つまずいたりするかを知っておくことは、とても有益」との回答をいただいています。
これはPOだけではなく、SM(スクラムマスター)や開発チームメンバーでも、同じことが言えると思っています。

「開発チームメンバーだから関係ない」と食わず嫌いせずに、一度参加してみてほしい!と強く感じた勉強会でした。

立場が違うから……と迷うぐらいであれば、Let’s try!! 是非!


公認レポーター 山本 菜穂