「アジャイルのABCに向けたヒント」
 ~IPA/SECの調査検討から見えてきたもの~

山下 博之氏
セッション詳細


 

IPAでは数年前からアジャイル開発についての調査を行なっているとのことで、そのまとめとなる発表がありました。

私が興味を感じたのは、かつてアジャイルが適用されていなかった、大規模開発や分散拠点での開発にもアジャイルが使用され始めているという発表でした。
3年前の調査では、これらの分野においては、コミュニケーションが取りづらいためか、アジャイル開発はほとんど適用されていなかったのですが、直近1年の調査では、適用されている事例が見られたとのことです。

そうした事例では、コミュニケーションの問題を解決するため、さまざまな工夫が行われているそうです。たとえば、チーム間でのメンバーの定期的なローテーションを行うことで、チームをまたいだコミュニケーションを取りやすくしたり、日々の朝会では、チーム単位で朝会を行ったあとに、プロジェクト全体でも朝会を行う「段階的朝会」が行われているそうです。
また、直接のコミュニケーションが取りづらい分散拠点での開発は、テレビ会議が使われているとのことでした。

さらに、巨大なプロジェクト全体を一括りにしてアジャイルを適用するのではなく、システムをなるべく疎結合にし、それぞれの単位でアジャイルを適用する試みも見られているそうです。

詳細な調査結果は、今月末にIPAのサイトで発表されるとのこと。また、このように、変化している日本国内のアジャイル利用について、IPAは今後も「大胆」に調査をすすめるとのことでした。


東京サテライト公認レポーター:渡邉 太一
(早版はスピードを重視した版です。内容の充実度よりもいち早く発信することを優先しています。)

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