東京サテライト オープニング

倉貫 義人氏


 

大阪本会場からのUstream中継を終え、ここからがAgile Japan 2012 東京サテライトのスタートである。「(本会場ではなく)東京サテライトなので言いたいこと言います。」東京サテライト実行委員である株式会社ソニックガーデン倉貫氏のそんな一言からオープニングセッションが始まった。

Agile Japan開催日(3月16日)は偶然にもApple社の新iPadの発売日であった。「Appleはマーケティング手法として大きいイベントにぶつけてくることが多いが、ついにAgile Japanにぶつけてきた。Agile Japanというイベントも大きくなった。」と倉貫氏。どことなく固かった会場の雰囲気が一気に和らいだ。

そして話は本題のアジャイルへと進む。
アジャイルが何でも解決してくれる魔法のようなものであるという誤解に対して、”アジャイルは銀の弾丸ではない”という比喩がよく出てくる。しかし倉貫氏は実はその銀の弾丸を見つけたのだと言う。それは、会社が小さければいいのである。

昨今、日本のアジャイル界隈ではマネジメントや組織の話が多くなってきた。事実、午前中のキーノートもマネジメントの話が中心であった。開発プロセスを中心とした現場寄りの話から、

  • 大規模への適用
  • 企業の組織変革

にまでアジャイルの範囲が広がってきたのである。

しかし、ここで倉貫氏は二つの疑問を投げかける。
「エンジニアやプログラマがそこまで踏み込む必要があるのであろうか?」
「もともとアジャイルとはそんなお行儀のいいものだったであろうか?」

エンジニアは今も昔も変わることなく常にもっとしびれるようなソフトウェアを作りたいと願っている。つまりエンジニアの本質は、ものづくり・サービスづくりの中にこそ存在しているのである。そしてアジャイルは、そんな彼らの「今までのやり方ではダメだ!」というロックな想いから生まれたものである。Agile is Rock’n Roll !!

また、最近になって組織変革以外にもう一つのアジャイルの出口が見つかった。それがスタートアップ。スタートアップは起業することだけを意味するのではない。スタートアップとは、ものづくりからビジネスを創っていくことであり、それは組織の中においても必要なことである。
そして、そのビジネスの本質は価値ある何かを作っていかにはやく届けるか、にある。その価値ある何かを作るのはエンジニアであり、彼らが会社(組織)を変えているような時間は無いハズである。

そこで今年の東京サテライトは、アジャイルの、そしてものづくり・サービスづくりの原点回帰を目指して、「アジャイルmeetsスタートアップ」をテーマとしたのである。


東京サテライト公認レポーター:及部 敬雄
(早版はスピードを重視した版です。内容の充実度よりもいち早く発信することを優先しています。)

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