レポーター:平光(2017/08/28執筆)

2017年8月26日(土)に、株式会社メンバーズにて開催された「利用品質を向上する「UX/ユーザーテスト集中講座」」に参加しました。UCDコンサルタントの樽本徹也さんが、ご自身の著書『ユーザビリティエンジニアリング(第2版)』(オーム社刊)をベースにユーザテストについて解説をしていただきました。

ポイントは3つ

私が感じたセミナーのポイントは以下の3つ。

  1. ユーザーテストとは?ユーザーテストの概念の説明
  2. ユーザーテストをするには、なにを準備してどう進めればいい?
  3. ユーザーテストをこの場でやってみよう!

そのなかで特に興味深かったのは、3つめの「ユーザーテストをこの場でやってみよう!」です。

ユーザーテストをこの場でやってみよう!

参加者のなかから2名が被験者になり、とあるスマホアプリについて5つのタスク(ユーザーテスト)を実施してもらいます。被験者が指で操作するようすをビデオカメラで撮影し、タスクができるかどうか参加者全員で観察するというもの。

被験者の操作を観察する

被験者によって観点やスマホ操作の違いから、同じタスクでも異なる手順になりました。私はせっかちな性格なので、タスクがうまく進まないとすぐ諦めてしまいますが、2人の被験者は、すぐに諦めることなく比較的落ち着いて操作していたので、人によって操作速度が違うものなんだと実感しました。
被験者同士の違いや観察している側(作り手)との違いを発見できたのは、おもしろかったです。

被験者のようすをもとに、

  • できなかったこと(タスクができなかった)
  • しづらかったこと(操作がしづらかったけれどタスクはできた)
  • 不満を述べること(主観的な感想)

以上の点をふせんに書き出し、4~5人のグループで「あぁでもないこうでもない」と意見を出しながら、問題点をまとめていきました。

グループでまとめた意見

同じテストのようすを見ていたのに、人によって書き出す項目が異なることは興味深く感じました。もちろん、大きな課題は共通認識としてみんな出すのですが、細部になると、各自の背景によって異なる意見が出てきました。

デザイナー、システムエンジニア、決済権を持つ責任者など、役割や価値観の違いから、さまざまな意見がでてくるのでしょうね。だからこそ背景の異なる複数人で意見を出し合い、まとめていくことが大切なのだと感じました。

セミナーだからこそ得られたもの

セミナー全体を通して、ユーザーテストのやり方(こうするといい・よくない)など、経験豊富な樽本さんならではの知恵が随所に盛り込まれており、書籍やネットの情報だけでは得られないことを得ることができました。業務で実際にユーザーテストを行っている方、UXやユーザーテストに興味がある方なら、業界や職種に関係なく楽しく学べる内容です。

あと、樽本氏の軽快なトークが楽しかったです!!

レポーター

平光(ひらみつ)

UXデザイナー/Webディレクター。
Webデザイン、ディレクションの経験から、複数の大規模Webサイトニューアル案件の要件定義~画面設計を担当。その経験をもとに現在、IA/UI、UXの観点からのサポート業務に就業中。

4 Replies to “UX/ユーザーテストを実際に楽しく学べる講座! – 「UX/ユーザーテスト集中講座」参加レポート

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