「人」への思いが伝わる、超アツいセッション:Agile Japan 2013 レポート(4)

Agile Japan 2013 事例セッション B-3


ゴメンナサイ。正直疑ってました。
このセッション、IBMが最近推してる「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー」と「Rational Team Concert」の宣伝なんじゃねえの?とか。

もう完全に間違ってました。
お二人とも自社の製品の良さを心から信じていて、それを広めることで世の中の役に立ちたい!ソフトウェア開発を苦難から救いたい!という熱意が伝わってくる超アツいセッションでした。
IBM若尾 正樹さん

IBMがアジャイル開発を導入するきっかけになったのは、守れない納期、低下する品質、なによりユーザーの声に応えられていないという忸怩(じくじ)たる思いだったそうです。以前、Salesforceの方の講演を聴いたことがありますが、やはり同じようなことを話していたと記憶しています。

チームの規模は10人×10チームほどとのこと、このチーム分割は、いわゆる「フィーチャーチーム」のようです。よくあるレイヤー型構造だと、下位レイヤーの担当者は自分の作っている製品がなんなのか知らない、なんていうのはよくある話。ですが、この方法なら、大規模開発でも「製品」とその向こう側にいる「人」を意識したモノづくりができるのかも知れません。アジャイル開発に合わせて組織ごと変えたい!というのはアジャイラーにとって理想の一つですが、実現できていることがスゴい!

また、IBMでは下記のように、開発アイテムのレベルに応じて「人」とひも付けができる仕組みがツールに組み込まれているそうです。
人とひも付けする仕組み

アジャイルでは「プロセスやツールよりも」とは言いますが、やはり大規模分散開発ではツールは必須。ですが、こうした仕組みを取り入れることで「個人との対話」も忘れてはいないあたり、アジャイルな人にとってはニヤリとさせられる点かなと思います。

やはりソフトウェア開発は「人」ですね!

ストーリーはニーズを実現する手段にすぎない

江木さんのこの言葉は響きました。
IBM江木 典之さん

何のためにこの製品を作るのかというビジョンさえ伝わっていれば、どんな機能をどんな仕様で実現すればいいのかは自ずと見えてきます。
あれ?ちょっと待って。いまだかつて「ビジョン」を共有できるソフトウェア開発ツールってあったっけ?これってもしかして超画期的スゴイことなんじゃない?

このセッションでは「従来のアジャイル」っていう言葉がちょくちょく出てくるんですよね。もう実はアジャイルって、新しいフェーズに入ってるのかも知れませんね。

公認レポーター 松永 広明


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