本の帯に「東大・京大で一番読まれた本(2008年大学生協調べ)」とある。100万部を突破したそうだ。
最高学府の学生たちに、それだけ支持された理由は何だろうか。想像するにそれは、以下の二つの点にある。
一つは、彼らのが避けて通れない「論文執筆」のヒントが書かれているからである。技術論ではない、思考論だ。
論文を書こうとしている学生に言うことにしている。
「テーマはひとつでは多すぎる。すくなくとも、二つ、できれば、三つもって、スタートしてほしい」。
きいた方では、なぜ、ひとつでは「多すぎる」のかぴんと来ないらしいが、そんなことはわかるときになれば、わかる。わからぬときにいくら説明しても無駄である。(P43)
そしてもう一つは、「考える」能力の大切さを、この本が正面から論じていること。周知のとおり、記憶力だけでは彼らの大学に合格することはできない。限られた時間の中で、本質的なものを捉え、「自分の考え」を生み出していく・・・その習慣が身についている彼らの生き方・考え方に、大きな共感をもたらしているのではないだろうか。
勉強し、知識を習得する一方で、不要になったものを、処分し、整理する必要がある。何が大切で、何がそうでないか。これがわからないと、古新聞一枚だって、整理できないが、いちいちそれを考えているひまはない。自然のうちに、直観的に、あとあと必要そうなものと、不要らしいもをの区分けして、新陳代謝をしている。(P115)
★★★★★(★5つが最高)
勇気を持って忘れてみる。忘れて空けた頭の中で、もっとよく考える。
この習慣を、頭のいい人たちだけの専売特許としておくのは、ちょっともったいない。
私もやってみよう。まずはメモをし、忘れることから..
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富士通株式会社 柴田浩太郎 SHIBATA Kohtaro 社内プロジェクトマネジメント研修の企画・開発・講師・運営を担当。食べ物は、お好み焼き、たこ焼き、焼きソバなどソース系全般を好む。 |
このコーナーはこうたろうさんが知人宛にメール配信されている図書紹介を許可をいただいて掲載しているものです。